【川崎・関東オークス】武藤父子でカリーナV、逃げ切る

[ 2019年6月13日 05:30 ]

関東オークスを快勝したラインカリーナと武藤
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 交流重賞「第55回関東オークス」(G2)が12日、川崎競馬場で行われた。4番人気のラインカリーナが逃げ切り優勝、重賞初制覇した。手綱を取った武藤雅(21)にとってもデビュー3年目でうれしい重賞初制覇となった。

 見事な父子制覇だ。「父にやっと恩返しができた」と息子が言えば、父・善則師も「自分の厩舎の馬で重賞を勝ってくれて感無量です」と笑顔がはじけた。

 雨で渋った馬場も味方したが鞍上の思い切った逃げ作戦が奏功した形だった。2周目4コーナーでも手応えは十分。直線はマドラスチェックとの一騎打ちとなったが馬体を併せられるともうひと伸び。最後は2馬身差でゴールした。

 「デビューから25キロ体重が増えているように肉体的な成長が大きい。牝馬同士ならやれると思っていたし、いい結果を出してくれた。これからは交流重賞を使っていくつもり」と武藤師は先を見据えた。

 ◆ラインカリーナ 父パイロ 母フェールクークー(母の父アラムシャー) 牝3歳 美浦・武藤善則厩舎 馬主・大沢繁昌氏 生産者・北海道浦河町の日進牧場 戦績8戦3勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金6001万3000円。

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