【東京3R】肝っ玉騎乗!菜七子 今年9勝目「待つ余裕あった」

[ 2019年4月29日 05:30 ]

<東京3R>リトルモンスターでレースを制し笑顔の藤田菜七子騎手(撮影・郡司 修)
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 藤田菜七子(21)が東京3R(ダート1300メートル)のリトルモンスター(牝3=武井)で勝利。見事に1番人気に応え、今年のJRA9勝目を挙げた。

 連敗中とは思えない肝が据わった騎乗だった。15番枠から好位の外を追走。直線半ばで抜け出すと、後方から鋭くホウオウソルジャーが迫る。それでも、菜七子は一呼吸を置いた。「力がある馬だとは分かっていたし、後ろの馬を待つ余裕があった。このレースでは力が上だと思っていました」。後方の馬を引きつけたところで再加速。2着との1馬身半差はセーフティーリードだった。

 3月23日の中京3Rから勝利がなかった。人気に応えられないレースも多かったが、この日のリトルモンスターは単勝1.5倍の断然人気。強いメンタルで重圧をはねのけ、トンネルから抜け出した。

 平成最後の開催となる29日は新潟で8鞍に騎乗。前走3着の5Rスパークオブライフ(牝3=小島)など、豊富なラインアップがそろっている。平成を盛り上げたなでしこ騎手が“連勝”で時代の最後を締めくくる。

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