【天皇賞・春】戸崎グローリー悔し…首差及ばず2着

＜天皇賞・春＞引き揚げる2着のグローリーヴェイズ（撮影・岩崎　哲也）
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　直線のスポットライトはディープインパクト産駒2頭の叩き合い。グローリーヴェイズは外からフィエールマンと馬体を並べたが、首差及ばなかった。戸崎は「悔しいです。直線を向く時は手応えが良かったけど、相手の地力を感じた。長距離は合うし、これから良くなると思います」と勝者を称えた。3着には6馬身差。“強い4歳世代”の力は十分に示した。

　尾関師は「完璧に乗ってくれました」として、言葉を継いだ。「初めて58キロを背負って3200メートルを走ってくれたのだから、大したものだと思う。勝った馬が強かった。さすがG1馬だと思う」と振り返った。

　平成ラストに3冠牝馬メジロラモーヌや重賞4勝メジロライアンなど、母系に流れる“メジロの血”が力強く駆けた。淀にノスタルジーの風が吹いた。師は「関東馬でワンツーができたのはうれしい。これから良くなってくるだろうし、令和になって頑張ってもらいたい」と新たな時代を見据えていた。