【ドバイ国際競走】アーモンド、馬体の張り良化

[ 2019年3月26日 05:30 ]

馬場入りするアーモンドアイ(提供 DRC  Erika  Rasmussen)
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 ドバイ国際競走が30日にメイダン競馬場で行われる。25日に出走馬が確定し、日本からは6競走に計10頭が出走する。注目はやはりドバイターフに出走するアーモンドアイ(牝4=国枝)。21日の現地到着以来、順調に調整されている。25日朝はダートコースでキャンター。27日に最終追い切りを予定している。

 決戦まで1週間を切った25日朝、アーモンドアイはハッキング(ごく軽いキャンター)でダートコースを1周。初の海外遠征だが、徐々に環境にも慣れてきた様子だ。「厩舎でも馬場でもなじんでいる。輸送で減った体重も戻って、馬体の張りも日に日に良くなっている」と担当の根岸助手。ただ、調教後に行ったゲート練習では課題も。同助手は「初めての場所のせいか、ゲート内でソワソワする感じ。ゲートは後日また練習したいと思う」と話した。
 ゲートは陣営が最も気を使うポイント。「普段は余計な体力を使わない馬だが、レース前に鞍をつけてジョッキーがまたがると急にテンションが上がる。早く走らせろという感じなのかも」と根岸助手。3冠最終戦の秋華賞も立ち遅れ、位置取りが後方となって冷や汗をかいた経緯がある。ただ、裏を返せば不安らしい不安はその一点のみ。同助手も「プレッシャーはあるが、普段通りのことをやるだけ」と余裕の構えだ。

 地元紙の「ガルフニュース」はアーモンドアイを「2400メートルのワールドレコードを保持する日本のチャンピオンホース」と紹介している。まだ現地入りしている海外メディアは少ないが、26日には国枝師が合流予定。週末のレースに向けて取材合戦が熱を帯びるのは間違いない。

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2019年3月26日のニュース