ＪＲＡ騎手免許試験２次試験　藤井「全部出し切った」

藤井勘一郎
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　ＪＲＡ騎手免許試験２次試験が３０日、千葉県白井市のＪＲＡ競馬学校で行われ、１８年度の受験者で唯一１次試験に合格した藤井勘一郎（３５）が騎乗技術試験などに臨んだ。

　試験を終えた藤井は「喉がカラカラ。全力を尽くしました。いざ試験官の方々を前にすると普段は自然に競馬でやっていることでも緊張しました。手応えは分からないけど全部出し切った」と話した。オーストラリアでデビュー。シンガポールや韓国、そして公営の南関東と各地で騎乗しながらステップアップの手応えを得ると同時に、ＪＲＡで乗りたい気持ちが強くなっていった。５回目の１次試験不合格だった一昨年は「もう何をしたらいいか分からなかった」と心が折れかけたが、関係者や家族の支えもあり再チャレンジ。６回目の受験で初めて２次試験までこぎ着けた。「あとは競馬の神様に祈る気持ち」。大願成就の逆輸入ジョッキーとなるか。２月１２日の合格発表を待つ。