【東京新聞杯】共通言語で難しいアンセム導く 

[ 2019年1月31日 05:30 ]

ウッドチップで追い切るショウナンアンセム(撮影・郡司 修)
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 【東西ドキュメント・美浦=30日】東京新聞杯出走ショウナンアンセムの追い切りを見届け、スタンド前に下りた高木。そこでは騎乗したミナリクと英語で話し合う田中剛師の姿があった。騎手時代には史上2人目の平地&障害100勝を達成した師。積極的に海外へ足を運び、95年には日本人騎手として初めて英国グランドナショナルにも騎乗した。数カ国で腕を磨いた師は「海外で乗り鞍を得るためには英語は必須だった。たくさん勉強しましたけど、現地で自然と身についたものが多い。海外の競馬用語も分かりますよ」と笑顔で話した。

 乗り難しいアンセムの追い切り前もミナリクと打ち合わせ。「コース図も使って(調教の意図を)説明した。向正面で少し行っちゃったけど、しっかりまとめてくれたのはさすが」。高木のテン乗りへの不安は、共通言語でコミュニケーションを取る陣営の姿にすっかり消えてしまった。

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2019年1月31日のニュース