【多摩川バトルT】赤岩10度目完全V、今村抜き1位に

[ 2019年1月15日 05:30 ]

タレントの瀬名葉月(中央)、忍野さら(右)から平和島BBCトーナメントのエントリーチケット渡される赤岩
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 ボートレース多摩川のファン感謝3Days「BOATRACEバトルトーナメント」は14日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の赤岩善生(42)が逃げ切り完全V。2着に桐生順平、3着に田村隆信が入着し2連単、3連単ともに1番人気での決着となった。

 1走目の1着スタートで勢いに乗った。3コースから正確なまくり差しで突き抜け、後半のトーナメントへ進んだ。手にしたエンジンは北川潤二が仕上げた32号機。「機歴簿を見たらやることはやってあった」と、自身が育て上げた愛弟子の働きぶりに目を細めた。そこに赤岩の調整力が加わり機歴を大幅に超える出足を引き出すこととなった。

 最後まで流れは赤岩に向いていた。1着グループの抽選でポールポジションを獲得。1Mの完璧なターンでバック浮上。2Mで桐生に詰め寄られる危ういシーンもあったが、グッとこらえてゴール。自身10度目のパーフェクトVは今村豊を抜いて単独トップ。昨年4月に達成した24場制覇に続き、またしてもボート界の歴史に名を刻み「自分は一歩ずつしか進めないタイプ。派手さはないが地道さはある」と赤岩節をサク裂。

 この優勝で今年11月28日から平和島で開催されるプレミアムG1「ボートレースバトルチャンピオントーナメント競走」の出場権利を獲得。また6月に当地で開催されるグラチャンに向け「またここに帰ってきます」と、場内に残った多くのファンを前にSGでの活躍を誓った。

 ◆赤岩 善生(あかいわ・よしお)1976年(昭51)2月8日生まれ、愛知県出身の42歳。愛知支部所属の82期生で同期は菊地孝平、坪井康晴、中沢和志ら。98年5月とこなめでデビュー、翌年12月の下関で初優勝。SG1V、G1・6Vを含む通算92V。1メートル68、52キロ。血液型A。

 ◆次走 優勝した赤岩善生と桐生順平の次走は19日からの蒲郡G1オールジャパン竹島特別。松井繁、白井英治、石野貴之ら強豪と優勝を争う。田村隆信は25日からの江戸川G1江戸川大賞。菊地孝平、毒島誠、峰竜太らが参戦。森高一真は19日からの児島一般戦。仲口博崇、正木聖賢、原田篤志らが相手。上田龍星は22日からの三国一般戦。石川真二、三井所尊春、松田祐季らが参加。石渡鉄兵は19日からの戸田一般戦。深川真二、今井貴士、桑原悠らとVを争う。

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2019年1月15日のニュース