【マイルCS】アエロ90点 毛ヅヤ際立つ信長の「大葦毛」

[ 2018年11月13日 05:30 ]

芦毛ながら毛ヅヤが目立つくらい良い状態のアエロリット
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 天下を統一した織田信長の愛馬に大葦毛(おおあしげ)と名付けられた芦毛馬がいました。騎馬隊列の中でもとりわけ目を引く大型馬で、1581年の織田勢による京都の馬揃(そろ)え(軍馬の優越を競う武家行事)では三番入りを務めたと記録されています。京都1マイルの馬揃えに出走する大葦毛といえば500キロを超す大型牝馬アエロリット。芦毛は毛ヅヤが目立ちづらいのですが、この馬は毛ヅヤも馬体も目立っている。それだけ状態がいい。筋肉の量自体は大したことないが、質が高い。弾力性に富んでいます。

 力みのない立ち姿も好感が持てます。安田記念時の写真と比べれば一目瞭然ですが、当時は気持ちの高ぶりを示すように上げていた尾を自然に下ろしています。神経質そうな目も穏やかになった。菊沢調教師が持つ引き手をふわりと受けています。牝馬にはこんなゆとりが大切。京都の馬揃えで三番入りどころか、一番入りも務められる大葦毛です。

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2018年11月13日のニュース