ワグネリアン、天皇賞・秋断念 友道師「無理する時ではない」

[ 2018年10月17日 05:30 ]

 今年のダービー馬ワグネリアン(牡3=友道)が次走に予定していた天皇賞・秋(28日、東京)を断念、放牧に出されることとなった。16日、友道康夫師(55)が発表した。

 秋初戦の神戸新聞杯を快勝。その後は菊花賞でなく古馬との頂上決戦に向けて調整を積んだが、なかなか調子が上がってこなかった。師は「神戸新聞杯の後、時計を出していたが、なかなか疲れが取れず、乗っている助手からも本来の走りではないと聞いた。先のある馬。今は無理をする時期ではないと判断して回避する」と明かした。近日中に福島県のノーザンファーム天栄に放牧に出す予定。「今後については様子を見ながら決めたい」とした。

 5番人気でダービーを制し、福永祐一(41)にダービージョッキーの栄誉をもたらしたワグネリアン。ここ10年、ダービー馬は11年オルフェーヴルを除くと、神戸新聞杯やニエル賞(仏G2)といった3歳限定戦は勝っても、3歳夏〜秋に古馬混合戦は勝てていない。ワグネリアンには02年シンボリクリスエス以来の3歳天皇賞制覇の期待が懸かっていたが夢と消えた。

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2018年10月17日のニュース