【サウジアラビアロイヤルC】グラン能力レイデオロ級!?

[ 2018年10月4日 05:30 ]

 【美浦】北馬場でゆったりと四肢を伸ばす2歳牝馬を藤沢和師が頼もしげに見つめている。「フットワークがいいよね。前向きな気性だし、いい雰囲気で(放牧先から)帰ってきた」。その視線の先にはグランアレグリア(サウジアラビアRC)。同厩舎の2歳勢はすでに4頭が勝ち上がったが、その先陣を切り、6月の東京で新馬戦をコースレコード(1分33秒6)勝ち。余力をもって2馬身抜け出した。

 「あの時期の新馬としては超優秀。夏に一息入れて体もひと回り大きくなった」と梅崎に語ると、こう続けた。「走るのが大好きなんだ。速い調教時計を出さなくても勝手に走っちゃう。デビュー前だって大した調教もしていないのに、あの競馬だから」。走るのが大好きな馬…。レイデオロやソウルスターリングを評した言葉と同じだ。1日に最終追い(Wコース4F54秒8)を済ませ、直前は強めのキャンターで総仕上げ。速い調教時計を出さない藤沢和流を施す。

 秋の東京には同厩舎の有力2歳馬が大挙スタンバイ。シェーングランツはアイビーS(20日、東京)、ミリオンドリームズはアルテミスS(27日、東京)、新馬戦にはキタノインパクト、エデリー、レディマクベス、ヴァンランディ、ランフォザローゼス…。そんな2歳勢のエース格がグランアレグリアだ。

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2018年10月4日のニュース