【高知・黒船賞】下原もビックリ!ヴァラー大金星で重賞初V

[ 2018年3月21日 05:30 ]

 春恒例のダートG3「第20回黒船賞」が20日、高知1400メートルで行われ、単勝234・3倍の9番人気エイシンヴァラー(兵庫)が外から差して大金星。JRA在籍時を含め通算7度目の重賞挑戦で初制覇を飾った。地方所属馬の優勝は98年リバーセキトバ(高知)以来2度目の快挙となった。

 道中3番手。最後の直線は1番人気キングズガード、南関東・浦和の雄ブルドッグボスとの激しいV争い。17年地方年間最多勝に輝いた名手・下原のゲキに応え、ゴール直前でスッと首だけ出た。大殊勲のVだった。「自分でもびっくり。掲示板が目標だったが馬がそれ以上に応えくれた」。笑顔の下原は08年佐賀記念(チャンストウライ)以来のダートグレード制覇。管理する新子師も14年かきつばた記念(タガノジンガロ)に続く2度目のG3勝ちとなった。

 ◆エイシンヴァラー 父サウスヴィグラス 母エーシンラージシー(母の父シンボリクリスエス) 牡7歳 兵庫・新子雅司厩舎 馬主・平井克彦氏 生産者・北海道浦河町の栄進牧場 戦績25戦8勝(地方7戦2勝) 総獲得賞金1億1753万8000円。

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2018年3月21日のニュース