【弥生賞】ワグネリアン、坂路単走 無敵の“負けない”仕上げ

[ 2018年3月1日 05:30 ]

ウッドチップを蹴り上げ、坂路をパワフルに駆け上がるワグネリアン
Photo By 提供写真

 どちらが強いか?白黒つけるなら本番を待つ必要はない。そんな意気込みを感じさせるワグネリアンの臨戦だ。最終追いは坂路単走。助手が騎乗しグッと手綱を抑えて4F53秒9〜1F12秒3。馬なりでも好仕上がりは一目瞭然。促せば瞬時にはじけそうな雰囲気だった。

 実質的な追い切りは先週の時点で完了している。いや、陣営の意気込みを伝えるには2週前調教に言及すべき。これがCWコースの併走で7F93秒5(6F77秒9)〜1F11秒8を刻む猛時計。藤岡康(レースは福永)が騎乗した1週前も7F96秒0(6F80秒1)〜1F12秒0。“負けない”仕上げが施されている。

 「乗っている人間は“走り方が変わってきた”と。跳びが大きくなり、滞空時間が長くなった。マカヒキはこの時期にある程度完成されていた。この馬はまだ心配もあるけど、競馬にいってきっちり結果を出してくれるから凄い。伸びしろはまだありそうだよ」

 友道師は一昨年のダービー馬マカヒキに続く無敗の弥生賞Vを見据えている。

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2018年3月1日のニュース