【チューリップ賞】マウレア メンコ外し気合、漂う勝負気配

[ 2018年3月1日 05:30 ]

武藤を背に併せで追切るマウレア
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 【東西ドキュメント・美浦=28日】無敗の大物たちが激突する弥生賞は必見だが、土曜阪神のチューリップ賞も阪神JF1〜3着馬が集結した豪華版。その中で、鳥谷越が最も勝負気配が感じるのはマウレアだ。阪神JF3着馬だが、前走のクイーンCで5着に敗れ、まだ賞金900万円。桜花賞の優先出走権(3着以内)獲得へ気合のこもった最終追いを披露した。

 Wコースで僚馬2頭を追走し、直線は最内へ。残り1Fでマイネルスフェーン(4歳オープン)が脱落。最後はビシッと追われて外レッドイリーゼ(3歳500万)に1馬身先着した。長距離輸送を控える3歳牝馬の最終調整としては異例のハードな内容。手塚師は「競馬で反応しなくなっているので、気持ちを高ぶらせた方がいいのかな…と。やっぱり、やれば動くね」と、その意図を説明した。

 この日は普段着けているメンコを外したことで、準備運動中からテンション高め。それも思惑通りで、競馬にもメンコをせずに臨む方針だ。「あとはジョッキー(武豊)がうまく乗ってくれれば。何とか続けて乗ってもらえるような結果を」と指揮官。“勝負仕上げ”が功を奏するか注目だ。

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2018年3月1日のニュース