【阪急杯】逃げハマったシンザン、前走大敗でも見直しOK

[ 2018年2月23日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=22日】キタサンブラックの出現で母父として再スポットが当たったサクラバクシンオー。昨年500万〜OPまで一気に駆け上がったアポロノシンザンは同産駒最後の世代だ。急成長の要因を聞こうと秋田は鈴木伸師の元へ向かった。

 「控える競馬を試したこともあったが持ち味が生きなかった。逃げた方がこの馬のリズムで走れている」と師。父譲りのスピードを生かす形で頭角を現した。前走はハイペースに巻き込まれ14着敗戦も今回はそこまで競る相手はいない。大敗後の一戦でも見直せる。

 19日に行われた「第7回引退馬フォーラム」では鈴木伸師から、JRAを中心に競馬に関わる各団体が協力し、競走馬のセカンド&サードキャリア問題に当たる大規模な組織設立の準備が整いつつあると発表された。いよいよ本格化する引退馬への取り組み。しかし、まずはファースト=競走馬としてのキャリア充実が第一。シンザンの重賞獲りにトレーナーは力を込めた。

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