【阪急杯】福島師 豊ダイアナで引退花道期待「いい競馬を」

[ 2018年2月23日 05:30 ]

ラストウィーク任せた!!2月で引退する福島師は阪急杯出走のダイアナヘイローに有終の美を託す
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 競馬界は別れの季節――。2月いっぱいで定年引退、勇退する調教師は東西で12人。栗東ではJRA通算360勝(5800戦)を挙げた福島信晴師(70)が、最終日となる日曜重賞の阪急杯にダイアナヘイローを送り込む。昨夏に4連勝で北九州記念を制した快足牝馬。鞍上・武豊で劇的な感動Vも夢ではない。 阪急杯

 ジョッキーからトレーナーに転身して30年。「平成」の競馬界を支えてきた福島師はラストウイークを迎えても、いつも通りの穏やかな表情は変わらない。

 「長かったようで、短かった。30年ですからね。いい時もあれば、悪い時もある。やっと終わったかな」

 厩舎の名前を有名にしたのは“鉄の女”とも呼ばれたイクノディクタスだろう。93年の安田記念、宝塚記念で連続2着。牡馬相手に激闘を演じた。牝馬としては異例の51戦を走った名牝。「最初の重賞を勝った馬だし、やっぱり思い出の一頭。女の子だけどドッシリしていて、よく(レースを)使ったな」と懐かしむ。

 JRAの最高齢出走記録の15歳まで走り続けたミスタートウジンも当時、話題を集めた一頭。「99回まで走ってくれて、テレビの取材を受けることもあった。よく活躍してくれたね」。近年ではナムラクレセント(08年菊花賞3着、11年天皇賞・春3着)、ナムラビクター(14年チャンピオンズC2着)がG1で活躍。ビッグタイトルには手が届かなかったが、記憶に残る数々の馬を育て上げた。

 ラストウイークの重賞・阪急杯には、鞍上武豊でダイアナヘイローを送り込む。昨夏に4連勝で北九州記念を制した快足牝馬。今年初戦のシルクロードS(16着)は粘りを欠いたが「この前は“休み明けボケ”だったのかも。調教はいつも通り動いているし、力を発揮してくれれば」と反撃に期待する。

 指揮官が当レースに管理馬を出走させるのは、91年のイクノディクタス(10着、当時は6月の京都開催)以来。運命的な巡り合わせを感じずにはいられない。“鉄の女”ほどではないが、ダイアナヘイローも3戦連続で牡馬相手の重賞を戦ってきた。「最後の重賞なんで、いい競馬をしてくれたら」。最後に競馬の女神が、ほほ笑むかもしれない。

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