【フェブラリーS】滑らか加速トゥルー、鞍上ミナリクに手応え

[ 2018年2月16日 05:30 ]

追い切りを終えたサウンドトゥルーとミナリク
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 関東馬では唯一の木曜追いとなったサウンドトゥルーが、新コンビを組むミナリクと息の合った走りで好仕上がりをアピールした。坂路でディアシューター(4歳500万)を2馬身追走。滑らかな加速で徐々に差を詰め、馬なりのまま併入。高木師は「騎手に感触を確かめてもらっただけ。前走(川崎記念5着)後にトモ(後肢)と背中に疲れが見えたので1週間様子を見たが、もう大丈夫」と状態に合格点を付けた。

 初めてコンタクトを取った鞍上は共同会見に満面の笑みで登場。「手応えが良く、落ち着いていて、リズムもいい」と上々の感触を伝えた。さらに「個人的には相性が良さそうだと感じた。キャリアがあり、自分の仕事を良く理解している」と、G1・3勝を含む10勝を積み上げてきたベテランを気に入った様子だ。

 そのミナリクは先週から短期免許での騎乗をスタート。11日の東京1RでJRA初勝利(ウインメディウム)を飾ると、同日の共同通信杯では10番人気のエイムアンドエンドで3着に善戦。ドイツで2年連続リーディングの実力を早くも見せつけた。ミナリクは「携帯にドイツや(出身地の)チェコから、ポジティブなコメントがたくさん来た。チェコ人のJRA初勝利とか、いろいろ考えたら感動した」と目を輝かせる。

 昨年のフェブラリーSでは追い込むも8着止まりだったトゥルー。高木師は「芝スタートは問題があり、マイルも正直忙しい」とコース不安を認めながらも「ペースが流れて差しが決まる展開なら」と前向き。鞍上も「これほど高い賞金のレースはドイツにはそうない。いい結果を出せるように頑張る」と、来日2週目で訪れたビッグマネー獲得のチャンスに気合十分だ。

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