【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】12日東京6R 名手が素質を高く評価するイダペガサスのV2期待

[ 2018年2月12日 08:00 ]

 日曜に行われた東西重賞は、いずれも単勝オッズ1倍台の断然人気馬が敗れる波乱の決着。キャリアが浅い共同通信杯のグレイル(7着)は過剰な人気集中だったのかもしれないが、京都記念のレイデオロ(3着)は何ともショッキングな負け方だった。映像を見る限り、初めてコンビを組んだ鞍上・バルジューとの息が全く合っていなかった印象。これまでの活躍は、主戦・ルメールの手腕によるところが大きかったと実感させられる敗戦だった。

 変則3日間開催の最終日に組まれたクイーンCは、人気でも実績上位マウレアを素直に中心視。その資金は東京6Rの◎イダペガサスで捻出したい。昨年11月のデビュー戦(東京ダート1600メートル)は2着馬と首差の辛勝だったが、完全なマッチレースで3着は9馬身も後方で入線。しかも競り負かした2着ダンケシェーンはその後に未勝利→500万を連勝。手綱を取った戸崎も内容を高く評価しており、ハイレベルな新馬勝ちと断言できる。2カ月半余ぶりとレース間隔が空いているが、8日の最終追い切りで感触を確かめた戸崎は「初戦より成長していますね」と笑顔で上積みを強調。ダートなら相当な出世が見込める器で、500万のここは通過点とみた。

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2018年2月12日のニュース