【ジャパンC1週前追い】いざ打倒ブラック!クラウン晴れ舞台 

[ 2017年11月17日 05:30 ]

単走で追い切るサトノクラウン
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 美浦トレセンでは16日、「第37回ジャパンC」(26日、東京)の1週前追いが行われ、天皇賞・秋2着サトノクラウン(牡5=堀)がWコースで存在感を示した。

 静かにリスタートを切った。サトノクラウンの1週前追いはWコース単走。天皇賞後は疲労を考慮し、坂路中心で調整してきたが、この日が前走後初めてのコース追い。終始、馬の行く気に任せ5F69秒9〜1F13秒2と軽めに流した。「天皇賞(2着)が厳しいレースだったので、状態を確認しながら調整。幸い大きなダメージもなかったし、疲れは抜けている」と森助手。「1週前追いとしては余裕残しで、動きもまだ重めだが、来週に向けてちょうど良くなると思う」と、経験豊富な愛馬への信頼は揺るぎない。

 天皇賞は泥んこ馬場でキタサンブラックと首差の死闘。森助手は「勝った馬は強かったが、クラウンもゴール前で一完歩ごとに詰め寄って、能力は見せてくれた」と振り返る。舞台となる東京2400メートルへの出走は、3歳時のダービー(3着)以来。「久々ですが、この馬にとっては能力を出し切れる舞台だと思う。ダービーも負けたが、上がりは最速(3F33秒8)でしたから」と、ごまかしが利かない力勝負のコース設定も歓迎する。

 前走や宝塚記念1着(やや重)の激走から、道悪巧者には違いないが「本来は良馬場の瞬発力勝負が得意な馬。いいレースができると思う」と、今度は晴天、良馬場でのキタサンブラックとの再戦を希望する。同世代の最強ライバルとは今年、G1で3度対戦して1勝2敗。まさに雌雄を決する一戦に向け、クラウンは静かに牙を研ぐ。

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2017年11月17日のニュース