サトノダイヤモンド充実追い切り ルメール「フォワ賞勝って本番に」

[ 2017年9月6日 20:58 ]

エーグル調教場での最終追い切りでサトノノブレスを追いかけたサトノダイヤモンド
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 凱旋門賞(10月1日、G1、シャンティイ芝2400メートル)優勝を目指すサトノダイヤモンド(牡4=池江)と帯同馬サトノノブレス(牡7=同)が、前哨戦フォワ賞(10日、G2、同芝2400メートル)の追い切りを6日朝行った。

 シャンティイに滞在している両馬を管理する池江師が最終追いのコースとして選んだのはエーグル調教場。太陽が昇り気温は15度。この時季のシャンティイの朝としては比較的暖かい空模様の下、前日の雨が残るこのコースで追われたのは日本馬2頭だけだった。

 午前8時半、ノブレスが先行し、ダイヤモンドが追いかける形で6Fあたりからスピードアップ。2頭は徐々にその差を詰め、最後は内に入ったダイヤモンドがぴたりと馬体を併せ、併入する形で駆け抜けた。

 「乗る前にリオンの坂路でキャンターをしているビデオを見て、良い感じだと思ったけど、実際に乗ってみたらやはり良い状態でした。休み明けなのでさすがに最後は息がいっぱいになったけど、久々としては良い感じでフォワ賞へ出走できると思います」。ダイヤモンドに騎乗したルメールは時おりほほ笑んで手応えを話す。

 動きを見守った池江師も「負荷を考えて6Fあたりから徐々にスピードをあげていきました。予定通りの調教ができたし、動きそのものも良かったと思います」と満足げな表情で切り出す。

 これを受けてルメールから「勝って本番に行きたいです」と日本のファンへV宣言も飛び出した。池江師は「あくまでも前哨戦ですのでスクーリングの意味合いもありますが、注目される馬ですのでしっかり勝って凱旋門賞へ向かいたいです」とうなずき、サトノダイヤモンドの充実ぶりを伝えていた。(仏国・平松 さとし)

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2017年9月6日のニュース