【万哲の乱 特別編】4日東京12R 前走V時計が優秀なジェイケイライアン

[ 2017年6月4日 08:00 ]

 東京11R・安田記念。鍵は「展開」と「各馬がどこを通るか」。土曜の競馬を見る限り、内寄りの芝の傷みが進み、コース中央に進路を通る馬が多かった。そんな中、土曜12Rはジェイラー(11番人気)があざ笑うようにイン逃げV。昨年ロゴタイプが通った位置でもある。雨の影響を受けた昨年とは違って時計は出るが、各馬が昨年同様に中〜外に進路を取り、コース中央が密集すると外を回る差し馬は不利になる。展開的にはサンライズメジャー、クラレント、モレイラ騎乗の香港馬コンテントメントもいて、平均的には流れる。前走で道悪に泣いた◎サトノアラジンは「馬場」も「枠」も「展開」まではOK。理想は外差し。問題は中〜外に張り出してくる馬がどれだけいるか?川田のさばきに懸けよう。ごちゃつかなければ、高速馬場の適性で断を下せる。

 東京12R・三浦特別は(5)ジェイケイライアンの前走V時計を信頼。中団から鮮やかな末脚。勝ち時計1分35秒4は、いくら走りやすい馬場とはいえ速い。松永康師は「前走の内容なら昇級戦でも」と手応えを得ている。相手は前走・日吉特別(4着)が見せ場十分だったラバニーユと、ただ1頭の降級馬シュナウザーが本線。

 《もうひと押し》阪神11R・グリーンSは関東馬の(3)レイズアスピリットを応援。話は古いが、3歳暮れのグッドラックH(14年12月)の勝ち時計は2分33秒8で、同日の有馬記念(2分35秒3=優勝ジェンティルドンナ)を上回った記念碑的なレースも。長丁場は堅実で鉄砲OK。久々が嫌われるようなら狙い頃。

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2017年6月4日のニュース