【梅ちゃん先生 特別編】21日京都10R ブルベアバブーンで復帰祝い

[ 2017年5月21日 07:11 ]

 東京・平井の沖縄料理店「ゆがふ」で一杯やっていると、メールの着信音が鳴った。「゛心配おかけましたが、先月末、仕事に復帰いたしました」。メールの主は沖縄島南東に位置する大里村(現南城市)出身の東徳之助手。一昨年、厩舎作業中に左手に大ケガを負い、入院、リハビリを繰り返してきたが、不屈の沖縄魂で現場復帰を果たした。

 「この冬、うちの店に来た時も春にはカムバックしたいって言ってたけど、ちばったわね(頑張ったわね)」。女将がうれしそうに着信メールをのぞき込んでくる。「沖縄県出身者として初めて競馬学校を卒業した青年だろ?琉球新報(地元紙)でも大きく報じられたよな」とは沖縄出身の常連・金城。「で、彼の担当馬はどれだ?ブルベアバブーン?どのレースに登場するんだ?復帰祝いに単勝買わせてもらうぜ」。競馬新聞を急いでめくり始めた。

 沖縄にゆかりのあるファンには注目の復帰戦。ゆかりがなくても買ってほしい魅惑の穴馬だ。1頭になると、気を抜いてしまうが、馬群に入れればハミを取ってすさまじい末脚を使う。前走のオープン特別では後方馬群から直線だけで2着まで追い込んできた。太めの馬体も一戦ごとに絞れている。ちばりよー、ブルベアバブーン!

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2017年5月21日のニュース