ノースヒルズ前田代表、ダービー3勝目に意欲…大山社員研修所完成披露会

[ 2017年5月16日 05:30 ]

祝福に駆けつけた(左から)福永、M・デムーロ、ルメール、武豊
Photo By スポニチ

 鳥取県の大山を臨む雄大なスポットに競馬関係者が集結した。数々のG1馬を輩出するオーナーブリーダー「ノースヒルズ」の前田幸治代表が代表取締役会長を務めるアイテック株式会社の社員研修所兼保養所・悠翠郷(ゆうすいのさと)の完成披露会が15日、催されて約500人が集まった。育成施設・大山ヒルズの近隣にあり、競馬関係者も多数出席。ノースヒルズの預託先となる調教師のほか、ジョッキーは武豊、福永祐一、ルメール、M・デムーロの4人が駆けつけて祝福した。

 企業施設の披露会とあり前田氏は式典で完成の喜びを述べるあいさつにとどめたが、取材に応じ「今年のダービーにはカデナとクリンチャーが出走します。2頭は生産馬ではありませんが育成は大山ヒルズ。この土地との関わりは大きいです」と、ダービー3勝目に意欲を示した。

 ≪福永「あやかりたい」≫式典に出席した4人のジョッキーでダービーを勝っていないのは福永とルメール。武豊は5勝、M・デムーロは2勝だ。前田幸治氏の所有馬カデナで挑む福永にとっては自身にとっても“悲願”となっており「ダービーを2度、勝っているオーナーのパワーにあやかりたい」と白い歯をみせた。過去、ノースヒルズ生産馬キズナと、個人所有のワンアンドオンリーでダービーを2度、手にしている前田氏は「勝ったら凱旋門賞にいきたい」とも話した。

続きを表示

2017年5月16日のニュース