【プリンシパルＳ】Ｇ１抽選漏れも…エトルディーニュ態勢万全

　日本ダービー優先出走権の最終１枠を懸けた戦い「プリンシパルＳ」が、土曜東京メインで行われる。

　エトルディーニュはＮＨＫマイルＣが３分の２の抽選漏れとなり、ここへ向かうことになったが、臨戦態勢は万全。「１週前にビシッとやり、３日の追い切りは馬なりでいい動き。どこも心配がないのが一番だが、この中間は（Ｇ１が視野の馬らしく）それなりの扱いをしてきた」と小桧山師。４日の同馬は、引き締まった馬体で力強く踏み込み、気合も程よく乗って静かに熱気を放っていた。コンビの柴山も「雰囲気がガラリと変わってやる気がある」と相棒の変化を感じ取っている。

　小桧山師の開業初出走は同馬の祖母プリンセストウジン。そして記念すべきＪＲＡ５０００走目を孫が昨年１２月達成。Ｇ１初制覇の狙いはお預けになったが、ゆかりの血統で、まずは目の前の勝利を目指す。