角居師11週連続Vに挑戦!現役調教師最長記録タイなるか

[ 2017年5月5日 05:30 ]

角居勝彦調教師
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 今年28勝を挙げて東西リーディングを独走する角居厩舎の勢いが止まらない。

 2月26日の阪神8R・タニノアーバンシー(4歳以上500万下)の勝利を皮切りに10週連続のV。その間にトーセンビクトリー(中山牝馬S)、シャケトラ(日経賞)の2頭が重賞初制覇。素質馬が秘めた能力を開花させている。先週のオークストライアル・スイートピーSも未勝利を勝ち上がったばかりのブラックスビーチが勝利。大舞台への切符をつかんだ。厩舎のコメンテーター役を務める辻野助手が好調の要因を語る。

 「勝つべきところでしっかりと結果を残せているのが大きい。タイミングもあると思いますが、今は流れがいいですね。成績が上がってくると厩舎の雰囲気も良くなってきますから」

 今週勝てば、現役調教師の最長記録である11週連続V(中村師=07年6月24日〜9月9日、堀師=15年4月5日〜6月14日)に並ぶ。ラインアップを見る限り、その可能性は高い。3場で11頭の大攻勢をかけるのだ。中でも注目は新潟大賞典のフルーキー。昨年のこのレースは中団から上がり3Fメンバー最速の脚で追い上げ2着。今年はハンデ頭(57・5キロ)だが地力は抜けた存在だ。今回は和田と初コンビを組みリベンジに挑む。同助手は「ジョッキーに乗ってもらっているのが刺激になっているのか、動きに活気が出てきた。状態はいいし何とかきっかけをつかみたいですね」と好感触をつかんでいる。

 また、京都新聞杯では、武豊を背にゴールドハットがスタンバイしている。“常勝気流”に乗った名門厩舎から今週も目が離せない。

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