【皐月賞】池江師が次に目指すは“三段重”ペルシアンナイト2着

[ 2017年4月17日 05:30 ]

 これが名門厩舎の底力。勝ったアルアインとゴール前で競り合ったのは、同じ池江厩舎のペルシアンナイト。最後は首差及ばず2着に敗れたが、皐月賞での同一厩舎ワンツーは、63年の尾形藤吉師(1着メイズイ、2着グレートヨルカ)以来54年ぶり。84年グレード制導入以降では初の快挙となった。

 中団追走から4角で好位に取り付き、直線は馬群の内を突いて伸びた。「惜しかった。折り合いも付いていたし最後も伸びている」とM・デムーロ。パートナーの健闘を称えつつ「1角と3〜4角でゴチャついてしまった。もっとスムーズに運べていれば…」と、道中のレースぶりを悔やんだ。

 池江師は「状態も良かったので楽しみに見ていた。向正面で動いた分、2着になったかもしれないが、あそこで動かなかったら2着もなかったかも」と回顧。ダービーは2頭に加え、きさらぎ賞、毎日杯と連続2着中のサトノアーサーと3頭出しが濃厚。「これって“親子丼”って言うんですか?じゃあ次は“三段重”かな」と、ダービーで再び上位独占を狙う構え。次々と記録を打ち立てる池江厩舎なら、決して夢物語ではない。

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2017年4月17日のニュース