【金鯱賞】史上最速の重賞連覇!1番人気ヤマカツエースが快勝

[ 2017年3月12日 05:30 ]

<中京11R・金鯱賞>ヤマカツエースで勝利した池添騎手(右)と関係者
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 11日の中京メイン「第53回金鯱賞」は1番人気のヤマカツエースが中団から差し切りV。昨年12月の同レース以来わずか3カ月での連覇達成で重賞5勝目を飾った。

 日程変更により史上最速の連覇達成、大舞台へ弾みをつけた。1番人気のヤマカツエースは中団外めをスムーズに追走すると、序盤は折り合いに専念。直線を向いて馬場のいい三分どころへ持ち出すと、馬の行く気に任せて一気にスパート。内ラチ沿いで逃げ粘る2着のロードヴァンドールをラスト50メートルで捉えると、最後は流してゴール板へ飛び込んだ。

 池添は「まだ体に余裕(前走比プラス8キロ)があったが、前回勝ったときよりも馬がもう一段、パワーアップしていた。前走の有馬記念(0秒3差4着)の内容も良かったし、次はもっと良くなると思います」と笑顔でレースを振り返った。

 夏場が苦手な面を考慮し、陣営は早々に大阪杯(4月2日、阪神)を春の目標に掲げてきた。この中間も3週続けて鞍上が手綱を取り熱のこもった調整。本番まで中2週というローテからも“叩き台”ではなく、G1を意識した仕上げだった。池添兼師は「あれだけ乗り込んで体が増えていたのは成長分もあるだろう。大阪杯はメンバーがそろうが、今日の競馬ができれば楽しみだね」と悲願のG1制覇へ力を込めた。“変則連覇”の勢いに乗ってビッグタイトルもつかんでみせる。

 ◆ヤマカツエース 父キングカメハメハ 母ヤマカツマリリン(母の父グラスワンダー)牡5歳 栗東・池添兼厩舎所属 馬主・山田和夫氏 生産者・北海道新ひだか町岡田牧場 戦績23戦7勝 総獲得賞金3億6879万6000円。

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