【万哲の乱 特別編】12日阪神11R 良馬場でもゴールドケープは走る

[ 2017年3月12日 08:00 ]

 カオス状態の3歳牡馬路線とは対照的に、牝馬の方は完全に勢力図が固まったのか?完全に無風。桜花賞の重要なステップレースは1番人気馬が当然のように勝ち上がっている。先月のクイーンCはアドマイヤミヤビ。先週チューリップ賞はソウルスターリングで、土曜のアネモネSはライジングリーズン。ならば、本日の阪神11R・フィリーズレビューは人気のレーヌミノル?(あるいはカラクレナイ)。そろそろ、穴党の救済レースがあっても…。

 (13)ゴールドケープは極悪馬場だった昨年11月の白菊賞(1着)の印象が強すぎて「良馬場では足りない」と思われているのなら、オッズ的に妙味がある。前走の阪神ジュベナイルフィリーズ(6着)は最終4コーナー2番手の正攻法で堂々と運び、パタッとは止まっていない。強すぎた勝ち馬ソウルスターリングに早めに抜かれた後も戦意喪失しなかったのは評価すべき。2歳戦だけで計7戦。ローテーションも厳しかった。

 立て直しての始動戦。前で粘り込む脚質だけに、外回りから直線の短い内回りに替わるのは間違いなくプラス。血統的に母ジュエルオブナイルは小倉2歳S1着、アイビスサマーダッシュ5着などスプリント色が濃かった。本番のマイルよりは、むしろ1400メートルの今回の方が合う。桜花賞切符を懸けた勝負仕上げとあれば、狙って損はない。

 ≪もうひと押し≫中山2Rの(6)トラネコ。前走(2着)は3着以下に大差をつけながら、勝ち馬ロジバレーに差し返される悔しい負け方。相手が悪かったとしか言いようがない。堀井師は「中間の動きも良く、今回こそ」と力が入っている。

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2017年3月12日のニュース