【東京新聞杯】ミスターX 久々ながら力出せるプロディガルサン

[ 2017年2月5日 05:30 ]

 東京11R・東京新聞杯はプロディガルサン。東の名門・国枝厩舎の手腕には恐れ入る。先月のAJC杯勝ちタンタアレグリア、昨日の初音Sを制したフロンテアクイーンと休み明けの馬をきっちりと仕上げてくる。昨年の菊花賞(11着)以来の出走となるプロディガルサン。この馬も力を出せる仕上がりと判断してよさそうだ。

 先週の白富士Sを除外となって復帰戦が1週延びた形だが、最終追いを見る限りその影響は皆無。Wコースでカレンリスベット(6歳1600万)に楽な手応えで半馬身先着し、時計も5F64秒3〜12秒5と絶好だった。デビュー戦以来のマイルだが「行きたがるところがあるので乗る方からすれば、マイルの方が気が楽」と田辺に不安の色はなし。Wスピネルの4歳馬が人気を集めるここ。休養中に牙を研ぎ続けたこの4歳も忘れてはいけない。馬単(5)から(2)(3)(6)(7)。

 京都11R・きさらぎ賞はサトノアーサーに逆らってはいけないレースだ。わずか8頭の少頭数立て。当初はここに出走予定だった他の素質馬たちが他路線を選択したことからも、同馬の存在感は際立っている。

 デビュー2戦が大物感にあふれていた。いかにも試運転といった感じの新馬戦を辛勝ながらクリアすると、2戦目は32秒7の脚(上がり3F)で後続を3馬身半ちぎる勝ちっぷり。一つずつギアを上げてクラシックでトップギアに入れる算段だ。僚馬サトノダイヤモンドが昨年のここをクリアし、制した菊花賞を含めたクラシック3戦で大活躍。池江厩舎流の仕上げでここはあっさり突破する。買い目は絞って馬単(1)から(4)(5)へ。

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2017年2月5日のニュース