【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】５日京都１２Ｒ　関東馬ハッピーノリチャンがアウェイで躍動

　きょう日曜は東西重賞がいずれも少頭数だが、共に出走馬のレベルは高く、今後に向けて内容までしっかり吟味する必要がある。きさらぎ賞は断然人気のサトノアーサーを素直に◎指名したが、東京新聞杯は注目を集める４歳の大物エアスピネルではなく、ヤングマンパワーを本命視。エアスピネルの素質の高さは認めつつも、今回は現時点での経験値を重視した形だ。

　東西メインが当たっても外れても、大きく勝負するつもりなのが京都１２Ｒ。関東から初めて京都に遠征するハッピーノリチャンを狙い撃つ。父サクラバクシンオー譲りの豊富なスピードが最大の武器で、４走前に福島芝１２００メートルの現級を鮮やかに逃げ切り勝ち。再び１０００万クラスに降級後は３→３→４着と惜敗続きだが、３走前の優勝馬セイウンコウセイ（その後に２勝してオープン入りし、先週のシルクロードＳで２着）を筆頭に、戦ってきた相手のレベルは相当高い。今回のメンバー構成なら明らかにスピード上位で、鞍上にルメールを確保と勝負気配も申し分なし。直線が平たんな京都芝コースは、この馬の先行力を最大限に生かせる舞台とみた。