【細原・騎手で獲る 特別編】5日京都11R 単騎楽逃げタガノアシュラがアーサー封じる

[ 2017年2月5日 08:00 ]

 キャリアの浅い若馬同士のレースは、展開が重要と改めて痛感した。土曜京都10R3歳牝馬限定のオープン・エルフィンS(芝外回り1600メートル)。昨年のオークス馬シンハライトの半妹ミリッサが単勝1.7倍という圧倒的な人気を集めたが3着。メンバー唯一の上がり3F33秒台をマークしながらも、末脚届かなかった。勝ったサロニカは前半5F1分2秒1と楽なペースの逃げ。2着も2番手をリズム良く追走したアドマイヤローザで“行った、行った”の決着だった。

 3歳クラシックの登竜門・きさらぎ賞(日曜京都11R)も8頭の少頭数で展開が鍵を握りそう。このレース過去10年で逃げ馬は【2305】で連対率50%。昨年の勝ち馬サトノダイヤモンドなど、決め手で勝る素質馬がクローズアップされる一方で、意外にも自分の形に持ち込んだ馬が好走しているのだ。

 ◎はタガノアシュラ。単騎でマイペースがかないそうなメンバー。岩田は「外回りでペースは落ち着くと思う。切れるタイプではないので、思い切ったレースをしたい」と一発を狙う。前走の朝日杯FS(14着)はレース前からのイレ込みが激しくリズムを崩したが、中間はリフレッシュして精神面でも落ち着きが出てきた。最終追いでも折り合いがついて、しまいも鋭い伸び。休養効果がうかがえる。非凡な瞬発力のサトノアーサーを封じるのは逃げ馬だ。馬券はタガノ1着固定、サトノ2・3着固定の3連単フォーメーション。相手はダンビュライト、プラチナヴォイス、アメリカズカップ、スズカメジャー。

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2017年2月5日のニュース