【天皇賞・秋】リアルスティール“ドバイ流”調整で巻き返し図る

[ 2016年10月25日 05:30 ]

 栗東トレセンもすっかり秋めいてきた。リアルスティールはこの涼しさがプラスに作用し、ようやく状態を上げてきた。柿崎助手も「グッと冷え込んだので、ここ2、3週で良くなってきましたね。息遣いもだいぶいい感じ。競馬モードに入ってきた」と気配良化を口にする。

 3月のドバイターフ(1800メートル)で海外G1を制し、一気にスターホースの仲間入りを果たした。明るい道のりが待っているはずだったが、前走の安田記念では11着。

 「出すからにはいい状態でと思って、送り出したけど…。敗因は“?”という感じ。ドバイの時は最終追いが凄く軽い単走で結果が出たので、その調整過程にしようと思っています」

 夏負けが尾を引き始動予定だった毎日王冠はパスしたが、直前の調整パターンを元に戻すことがプラスに働けば当然巻き返しがあるはず。今回は“仕事人”M・デムーロとの初コンビ。

「ジョッキーにも2回追い切りに乗ってもらっているし、折り合いさえつけば距離は問題ないです」と柿崎助手。昨年のクラシック戦線を沸かせた末脚が、府中でうなりを上げる。

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2016年10月25日のニュース