【セントライト記念】ミスターX 良血プロディガルサン反撃の秋

[ 2016年9月18日 05:30 ]

無念の春から逆襲を誓うプロディガルサン

 中山11R・セントライト記念はプロディガルサン。1億9440万円で取引された良血馬が、最後の1冠へ向けて反撃態勢を整えた。レース前にひどくイレ込んでいた春は2戦だけの出走で、前走・ダービーは10着に沈んだ。だが、夏を越えて国枝師は「春と比べたらだいぶ馬がどっしりしてきた。イレ込むのもだんだんと解消されてくると思う」と成長を実感している。

 大外枠から積極的にポジションを奪いにいったダービーや青葉賞(4着)、東スポ杯2歳S(2着)と好位で立ち回るセンスは折り紙付き。大本命ディーマジェスティに一泡吹かせるなら、器用さが生きる中山コースはもってこいの舞台だ。全兄のリアルスティールは昨年の菊花賞で2着に好走。ここを勝って、一躍菊の主役候補へノミネートだ。馬単(9)から(1)(4)(5)(10)(11)。

 阪神11R・ローズSはオークス馬シンハライトに懸ける。ここは桜花賞馬ジュエラーとの一騎打ちの様相。直接対決は共に鼻差の1勝1敗なら、中間の順調さで優劣を付けたい。

 桜花賞後に骨折が発覚したジュエラーはここが約半年ぶりの実戦。最終追いは少しうるさい面を見せ、500キロ近い大型馬ということも踏まえれば、まずは一叩きしたいのが陣営の本音だろう。対するシンハライトは大きな故障もなく、至って順調な調整過程を踏んできた。石坂師も「ここまで何の不安もなく来た」と状態面に太鼓判を押す。両馬とも本番はあくまで秋華賞。だが、現時点での仕上がり具合ならシンハライトから買いたい。馬単(7)から(3)(5)(6)(13)(15)。

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2016年9月18日のニュース