笹川シャンティイの森で翼広げる

[ 2016年8月26日 05:30 ]

笹川翼騎手

 【地方競馬です!!】地方競馬のホープが海外へ翼を広げる。9月4日から1カ月間、フランス・シャンティイの小林智厩舎に身を置く笹川翼(22=大井・米田)だ。

 デビュー4年目。13年43勝、14年60勝、昨年は大台突破の114勝、今年も25日現在で89勝と躍進を続ける。「日々の競馬が大切なことは分かっているけど、視野を広げるにはいいタイミングかなと」。以前から海外競馬への関心は強かった。一昨年、昨年も米国修行を考えたが体調などの問題で断念。今回、思いをかなえた。

 現地では調教を主体に騎乗技術などを磨く。まずは、それ自体が楽しみだと話す。「まだ3年ぐらいしかやっていないけど、自分はラチやハロン棒があるここ(競馬場)しか知らない。草原や林間での調教を体験してみたい」。チャンスがあれば実戦騎乗もあるかもしれない。「1鞍でもいいから乗りたいですね」と目を輝かせた。

 すでに20日(日本時間21日)、マカヒキ(牡3=JRA・友道)が小林智厩舎に到着した。凱旋門賞を目指す日本ダービー馬の調整過程を笹川も目の当たりにすることができる。来週の地元大井開催参戦後、彼の地へ出発する。笹川はシャンティイの森で何を見つけてくるのだろうか。 (池田 裕文)

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2016年8月26日のニュース