アーサー&ジュエラー 藤岡厩舎2大エースが順調

[ 2016年8月26日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=25日】不安定な空だった。晴れ間がのぞいたと思えばザッとひと雨。黒雲が過ぎ去った後に吹いた風はいささか秋のよう。午前8時すぎ、坂路の向こう側には虹がかかった。小林はそんな情景に見とれつつ一頭の追い切りを待った。

 坂路を猛スピードで駆け上がるのは阪神開幕週のセントウルSへ向けピッチを上げるビッグアーサー。4F51秒0~1F12秒4。管理する藤岡師は「まずまずですね。スイッチが入り過ぎないよう調整してます」。高松宮記念Vからひと息入ったが順調に来ている。

 一方、左前第1指骨剥離骨折で桜花賞から休養中のジュエラーもローズSへ向け攻めを消化。坂路でワントゥワン(3歳500万下)との併せ馬で同入、4F56秒1~1F13秒1の時計を出した。「まだ体は緩いけど徐々に上げている」と藤岡師。桜花賞馬のカムバックが待ち遠しい。春の主役たちが元気な姿を見せる秋はもうすぐそこだ。

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2016年8月26日のニュース