【キーンランドＣ】サトノルパン　単走ぐいぐい１２秒３

ダート単走で追い切られたサトノルパン

　札幌日曜メイン・サマースプリントシリーズ第５戦「キーンランドＣ」の木曜追いが同競馬場で行われた。２つ目の重賞タイトルを“狙う”サトノルパンは、ダートコースで単走追い。外ラチ沿いを力強い脚さばきで駆け抜け、静まり返った競馬場に蹄音を響かせた。時計は４Ｆ５２秒６～１Ｆ１２秒３をマーク。

　見守った村山師は「いつも通り。まあまあいい動きだったんじゃないですかね。やれば動く馬だし、こんな感じでいいかな」と満足げだ。

　昨秋の京阪杯はビッグアーサー（２着）、ベルカント（４着）といったスプリント界の強豪相手に大金星Ｖ。Ｇ３戦なら、ポテンシャルは一枚上だ。新谷助手も「能力は間違いないですからね。乗り難しいところはあるけど、ハマれば強い」と期待を持って送り出す。デビュー当初から期待された５歳のディープインパクト産駒が、北の都で成長した走りを見せつける。