【アイビスSD】“夏女”ベルカント連覇へ万全 ラスト11秒8猛時計!

[ 2016年7月28日 05:30 ]

連覇へ万全態勢!!坂路単走で追い切り圧巻の走りを披露したベルカント

 夏の新潟名物、直線1000メートルで争われる重賞「第16回アイビスSD」の追い切りが東西トレセンで行われた。抜群の動きを見せたのが昨年覇者のベルカント。栗東坂路で馬なりのままラスト1F11秒8の猛時計をマーク。生粋の“夏女”が連覇へ万全の態勢を整えた。

【アイビスSD】

 さすがの快速ぶりだ。ベルカントの最終調整はいつも通り坂路単走。右にもたれる癖を考慮して内ラチ沿いを快走する。「1週前にビシッとやったので、当週はオーバーワークにならないように」(角田師)。その指示通り、上がり重点に理想的なラップを刻んだ。テンはゆっくりと入り最初の1Fを15秒5で通過。しっかりと折り合いをつけ2F目は14秒2。そこからスーッと手綱を緩めて加速していくと3F目は12秒2。ラスト1Fは馬の行く気に任せて気合をつけられると、馬体を弾ませ11秒8の鋭い反応で駆け抜けた。

 全体時計こそ4F53秒7とセーブされたが、人馬の呼吸が合った最終調整に角田師も「休養明けを使ってから息遣いや、毛ヅヤなど全てが良くなっている。いい頃の雰囲気だし、やっぱり夏場は調子がいいね」と納得の表情で振り返る。昨夏は直前のCBC賞を右肩部挫創で回避。突然のアクシデントで順調さを欠きながらもアイビスSD→北九州記念を連勝で飾り、サマースプリント王に輝いた。それを考えれば今年は明らかに臨戦過程がいい。

 前走のCBC賞は海外遠征帰りだったが、持ち前の快速を発揮して3着。序盤から行きっぷり良く馬なりで先手を奪うと、直線の急坂も二枚腰で勝ち馬と首+首差の接戦を演じた。師は「完璧な出来じゃない中で頑張ってくれた。(6F戦で)直線の長いコースはどうかなと思っていたけど、最後まで崩れなかったからね」と敗因よりも収穫の方を口にする。

 究極のスピードが求められる“直千”に舞台が替わりV条件がそろった。「コース適性は高いけど、それ以上にポケット(コーナーのポケット状の地点)からスタートできるのが大きい」と師。競馬でテンションが上がりやすい馬だけに、観客から離れた場所からレースに臨めるのは好材料。加えて昨年、テン乗りで勝利へ導いたM・デムーロが鞍上というのも頼もしい。鞍上は「僕が乗ったときは、返し馬から落ち着いていた。去年が強い内容だったし、自分のリズムで運べれば」と好勝負を意識する。

 サマースプリント王の座は譲らない。“夏女”が今年も新潟開幕週を熱くする。

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