【CBC賞】7歳サドンストーム 初タイトル見えた

[ 2016年6月29日 05:30 ]

CBC賞で重賞初制覇を狙うサドンストーム

 中京開幕週のメインは「第52回CBC賞」。“未冠”の実力馬サドンストームに最大のチャンスが巡ってきた。鋭い決め手を武器に早い時期から頭角を現し、これまで重賞舞台2着3回、3着3回と上位争いを演じてきた。昨年のこのレースもトップハンデ(57キロ)を背負いながら後方から追い上げ、勝ち馬のウリウリに0秒1差3着まで迫った。「重馬場でいい脚を使っていたし、渋っても問題のない馬。梅雨時期で力のいるタフな中京は合っているね」(西浦助手)

 今年は13頭と少頭数の登録で、ハンデも昨年から1キロ減っての56キロ。展開面でも今年は快速娘ベルカントがいるだけに“締まった流れ”が予想される。しまい勝負のストームにとっては絶好のV条件がそろった。前走後はここ目標に調整。1週前には坂路で4F52秒6~1F12秒8とシャープな伸び。西浦助手は「帰厩当初は太い感じもあったが、しっかりと動けていた。7歳だが衰えは感じない。鉄砲も利くタイプだし、前が流れてくれれば勝ち負け」と手応えを口にする。

 鞍上のルメールは13年の淀短距離S(3着)以来2度目のコンビ。先週も土日で5勝と絶好調で、リーディングを争う首位の戸崎に3勝差まで迫る。「ジョッキーとは手が合うし、馬のことを分かってくれていると思う」と西浦助手。名手を背に得意舞台で悲願のタイトル奪取を狙う。

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2016年6月29日のニュース