【ダービー卿CT】ミスターX 得意距離に戻ったアラジンに◎

[ 2016年4月3日 05:30 ]

 中山11R・ダービー卿CTはサトノアラジンだ。前走・香港Cは久々の2000メートル戦。距離、初の海外遠征を考慮すれば11着の大敗も度外視でいい。帰国後の調整は順調で、担当する山元助手は「昨年のマイルCS(4着)のときもいいと思ったけど、さらに良くなった。能力に体が追い付いてきた」と好状態をアピールする。

 4走前・エプソムC(1800メートル)は、香港Cを制したエイシンヒカリに首差の2着。次走の富士S(1600メートル)でもダノンプラチナに首差2着と重賞初制覇まで、あと一歩のところに来ている。今回の中山マイルは15年春興Sを勝った舞台。後方から上がり3F32秒7の鬼脚で他馬を一気に抜き去った。ここは近走と比較しても明らかに相手が楽。得意の距離に戻ったアラジンがあっさりと決める。馬単(6)から(1)(5)(8)(11)(13)(14)。

 阪神11R・大阪杯はヌーヴォレコルトに◎。30日の最終追いが圧巻だった。Wコースを単走で6F78秒3~1F11秒8の猛時計。しまいの伸びは絶好調を表していた。騎乗した岩田も「手綱を放せば行ってしまうくらいの手応え。今までで一番いい」と絶賛。14年オークス制覇時の背中を知る男が、本番直前に最高の評価を下した。

 近3走は全て2着と勝ち切れない競馬が続くが、勝ち馬とのタイム差は全て0秒2差以内。昨秋、活躍したライバルたちより軽い54キロを背負うここは負けられない。久々の一戦だが、約4カ月ぶりだった14年ローズSも阪神に遠征して快勝。再飛躍の年にするため、まずは始動戦を飾る。馬単(3)から(2)(6)(7)(8)(9)。

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2016年4月3日のニュース