【大阪杯】2番人気アンビシャス 差し切って2度目の重賞制覇

[ 2016年4月3日 15:40 ]

<阪神競馬11R・産経大阪杯>  クビの差でキタサンブラック(奥)に勝利した横山 典弘騎手騎乗のアンビシャス(手前)

 「第60回大阪杯」(G2、芝・2000メートル・曇・良)は3日、阪神競馬場11Rで行われ、横山典騎手騎乗の2番人気、アンビシャス(牡4=音無厩舎、父ディープインパクト、母カーニバルソング)が逃げるキタサンブラックをゴール前で差し切ってV。

 アンビシャスは通算2度目の重賞制覇。全成績は10戦5勝。

 そろったスタートからキタサンブラックが先行し、アンビシャスは2番手を追走。3番手にマイネルラクリマが付け、その後ろにヌーヴォレコルトが続いた。1番人気のラブリーデイ、昨年のジャパンCを制したショウナンパンドラは中団に位置を取った。

 スローペースでキタサンブラックが先行。アンビシャスがピタリとマークし、ショウナンパンドラがじわじわと位置を上げて3番手あたりまで浮上した。

 キタサンブラックが逃げ切り体勢のまま直線へ進入。アンビシャスが2番手を追走した。すると、ゴール前でアンビシャスはキタサンブラックをとらえて並走。外から首差で差し切って、1着でゴールした。

 キタサンブラックは逃げ切るかに思われたが惜しくも2着。そこから1馬身1/4差の3着がショウナンパンドラだった。

 新コンビを組んだベテラン横山典は「デビューからずっと見ていて、いい馬だと思っていた。結果を出せて良かった」とホッとした表情。ゲートや折り合いなど気性的に課題が目立っていた同馬だが「ゴールドシップよりは楽でした」と笑い、「順調にいけば、必ず大きいところでやれる馬」と今後の活躍に太鼓判を押した。

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2016年4月3日のニュース