【凱旋門賞】トレヴ3連覇ならず 英3歳馬ゴールデンホーンV

[ 2015年10月5日 05:30 ]

直線伸びて凱旋門賞を制したゴールデンホーン(AP)

 秋の欧州最強馬決定戦「第94回凱旋門賞」が4日(日本時間同日夜)、仏ロンシャン競馬場芝2400メートルで行われた。史上初の凱旋門賞3連覇の偉業に挑んだトレヴ(牝5=ヘッド厩舎)だったが、直線でいつもの伸びは見られず4着に敗れた。勝ち馬は今年の英ダービー馬で、デットーリ騎乗のゴールデンホーン(牡3=英・ゴスデン)で、勝ち時計は2分27秒23だった。

 トレヴは道中、馬群にモマれるのを避け、中団外寄りの10番手につけた。フォルスストレートで徐々に進出し、直線入り口では先行勢に並びかけた。残り400メートルでジャルネがゴーサインを出したが、道中2番手から抜け出したゴールデンホーンを捉えることはできなかった。

 ブックメーカー各社が断然の1番人気に支持した女傑トレヴだったが、3連覇の壁は高く厚かった。一昨年は日本が誇るオルフェーヴルを5馬身突き放す圧勝劇。昨年は3連敗からの復活劇で史上6頭目の凱旋門賞連覇を飾った最強牝馬。今年も6月サンクルー大賞→前走・ヴェルメイユ賞のG1連覇を含む、3戦全勝と絶好調で挑んだ大一番だったが3連覇の夢は断たれた。

 なお、ロンシャン競馬場が改修されるため、来年の凱旋門賞はシャンティイ競馬場で施行される予定。

 ≪次走はBCターフ≫凱旋門賞を勝ったゴールデンホーンの次走は、米国のBCターフ(10月31日、キーンランド)を目標にすると陣営が発表した。

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2015年10月5日のニュース