マンハッタンカフェ 腹腔内腫瘍で死亡…G1・3勝 種牡馬でも活躍

[ 2015年8月14日 13:48 ]

2001年の有馬記念を制したマンハッタンカフェ

 JRAは14日、2001年の菊花賞、有馬記念、02年の天皇賞・春を制し、引退後は種牡馬として、09年にリーディングサイヤー(産駒の獲得賞金1位)に輝いたマンハッタンカフェ(牡17)が13日、けい養先の社台スタリオンステーション(北海道安平町)で腹腔内腫瘍のため死んだと発表した。

 マンハッタンカフェは01年1月に美浦・小島太厩舎からデビューのサンデーサイレンス産駒。体質が弱く、春のクラシック戦線には乗り損ねたが、夏に戦線復帰すると条件戦を連勝。夏の上がり馬として臨んだ菊花賞でラスト1冠を獲得すると、続く有馬記念も制覇。翌02年には天皇賞・春を制し、凱旋門賞にも挑戦した(13着)通算成績12戦6勝(海外含む)。獲得賞金は5億2283万4000円。

 フランス遠征後に左前屈腱炎が判明し、現役を引退。種牡馬としては産駒3世代目のレッドディザイアが09年に桜花賞2着、オークス2着、秋華賞Vと3冠すべて連対。ヒルノダムールが天皇賞・春で父子制覇、グレープブランデーがダートG1・2勝(交流含む)と、カテゴリーを問わず活躍馬を出している。現2歳馬も9日の新潟新馬戦でイモータル(牡)が圧勝デビューを果たしたばかりだった。

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2015年8月14日のニュース