洗い場で馬との信頼関係深める国枝厩舎 新馬アーセナルに注目

[ 2015年8月14日 05:30 ]

ロープでつながれずに手入れされるホワイトエレガンス

 【東西ドキュメント・札幌=13日】村松が国枝厩舎に足を運ぶと、先週2連勝で準OP入りしたホワイトエレガンスが洗い場で手入れをされていた。でも、何かが違う。馬が洗い場にロープで固定されていないのだ。その代わり、もう一人スタッフが付き添い、引き手を持って馬の前に立っている。椎本助手は「2カ月ほど前から取り入れています。アメリカ式なんですよ」と説明。馬と面と向かって接することで信頼関係を深め、“しつけ”を高める。扱いやすさは、イコール乗りやすさ。人手は倍かかるが、馬を大切にしたいという厩舎の思いが体現されている。

 今年も注目新馬が続々とスタンバイする国枝厩舎だが、一流厩舎の名に甘んじることなく新たな挑戦を続ける姿勢に触れて、これも納得。来週22日、札幌(芝1500メートル)からまた一頭、期待の新馬が飛び立つ。アークアーセナル(牡、父ダイワメジャー)は「センスが良く学習能力が高い」と同助手絶賛の器。要注目だ。

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2015年8月14日のニュース