【エルムS】岩田 ジェベルムーサで重賞騎乗機会5連勝狙う!

[ 2015年8月14日 05:30 ]

函館ダートコースを岩田を背に追い切ったジェベルムーサ

 16日の札幌で行われるダート重賞「第20回エルムS」でジェベルムーサとコンビを組む岩田康誠(41)はJRA重賞騎乗機会5連勝が懸かる。12日の最終追い切りでは自ら手綱を取って状態の良さを確認。6度目の重賞チャレンジとなるパートナーを初タイトル奪取に導く意気込みだ。

【エルムS】

 この夏、勝負強さが際立っている岩田。先月5日のCBC賞をウリウリで制し、19日の函館記念がダービーフィズ、26日の函館2歳Sがブランボヌール、そして今月9日のレパードSがクロスクリーガーと重賞騎乗機会4連勝を達成。早くも今年のJRA重賞10勝目とした。

 この4頭はいずれも3番人気以内の有力馬とはいえ勝者が一頭しかいない勝負の世界で毎回、結果を出し続けるのは簡単なことではない。「人気馬に乗せてもらっているからね。馬が強いということ」と謙遜しつつ「今週もチャンスがある馬。依頼を頂いたのはありがたい」と意気込みを伝える。

 5連勝が懸かる日曜札幌メーン・エルムSで騎乗するのがジェベルムーサだ。休み明けのここ2走、大沼S1着→マリーンS3着に続いて3度目のコンビ結成になる。今週水曜は函館に駆け付けて最終追い切りに騎乗。ダートコース併走でド迫力の動きを披露。4F54秒3~1F12秒2と馬なりでグイグイ伸びてダノンウルフ(3歳未勝利)に3馬身先着。順調に使ってきたこともあって必要以上に負荷をかけることはなかったが身のこなしに状態の良さがハッキリ表れていた。

 「馬なりで凄くいい追い切りができた。行けと言ったらパッと行く感じ。馬はもう出来上がっているし、気合も乗ってきている。前走は中途半端な形になって足をすくわれた。ここ2走の追い切りも乗せてもらったけど今回が一番いい」

 このレースは08年フェラーリピサ1着から12年ローマンレジェンド1着、13年エーシンモアオバー2着、14年ローマンレジェンド1着で騎乗機会4連続連対中と好相性。記録と記憶に残る騎乗で強豪がそろう札幌ダート決戦を盛り上げる。

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2015年8月14日のニュース