ショウナンアデラ まだまだ発展途上、伸びしろ十分

[ 2015年1月1日 05:30 ]

厩舎で整体治療を受けるショウナンアデラ

 昨年の2歳女王ショウナンアデラの15年船出を陰で支えているのは整体術の名人だ。滋賀県で開業している中内田周三さん(60)が毎月1回、茨城県まで出張し二ノ宮厩舎の管理馬に整体を施している。

 「(阪神JFで)一生懸命走ったから背腰と肩の三角筋が張ってるな」。美浦近郊のドリームファームに滞在するアデラの体に手を当てた中内田さんは気になる箇所をさすり、入念にもみほぐしていく。尻尾を引っ張り、首を曲げて、神経の圧迫を軽くする。治療中の洗い場で気持ち良さそうな顔をする2歳女王。背中に当て木を添えると、トントンとハンマーで叩く音が洗い場から聞こえてきた。

 「例えば、首が凝れば、頭痛になってイライラしてくる。人間と一緒。しっかり解消してやれば走るよ」。ニホンピロウイナーやサクラユタカオーなどの名馬も手掛けた整体35年のベテランは言う。

 ショウナンアデラはダノンプラチナと同じく新馬2着後、未勝利→500万→G1と3連勝で頂点に立った。ディープインパクト産駒らしい瞬発力も一緒。主戦騎手も同じ蛯名である。二ノ宮師は「2歳時は膝下の関節(球節)が固まっていないから調教をビシビシやれなかった。手加減せずに調教したらどこまで伸びるのだろう」と言う。

 素質だけで2歳女王になった逸材は桜花賞トライアルで始動するか、桜本番(4月12日、阪神)直行の予定。休養中も整体術の名人は素質の原石を磨くように馬体を丹念にさすり、もむ。

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