ダノンプラチナ輝く!15年クラシック戦線、関東馬が反撃

[ 2015年1月1日 05:30 ]

厩舎でダノンプラチナをなでる国枝師

 関東勢が大反撃の15年だ。今年のクラシックをリードするのは、昨年、朝日杯FSを制したダノンプラチナ(牡3=国枝)と阪神JFを優勝したショウナンアデラ(牝3=二ノ宮)の関東馬2頭。ディープインパクト譲りの強じんな瞬発力で3歳牡牝戦線の頂点を目指す。

 グレーの馬体が初日の出を浴びてプラチナのような輝きを放つ。芦毛のディープインパクト産駒として初めてG1ウイナーとなったダノンプラチナは、新年を美浦トレセンで迎えた。「きゃしゃな体で朝日杯を勝てたのは素質としか言いようがない。明け3歳になっていい筋肉を身につけて力強さが出てくれば、もう一つ変わる余地がある」。国枝師は柔らかい歩様に熱い視線を送る。無限の可能性を秘めた素質だ。

 未勝利、ベゴニア賞、朝日杯FSとすさまじい瞬発力で差し切った。国枝師は「素軽い上にバネもあって、走りにブレがない。初めての競馬場(阪神)でもリラックスして冷静だった。力勝負の阪神マイルを勝てたのは大きい」と小回り中山から舞台替わりしたG1制覇を振り返る。主戦・蛯名は「ディープインパクト産駒らしいフットワークの柔らかさ」を最大の長所に挙げる。

 母系は厩舎ゆかりのマツリダゴッホやナリタトップロードを輩出した米国血統、レアレディーの一族。ダノンプラチナの母バディーラを米国から輸入した飯田正剛・千代田牧場社長は「この血統は日本でも成功している。アンブライドルズソング(バディーラの父)も、日本の競馬に合うのに血の導入が遅れていた」と語った上で、こう続けた。

 「ダノンプラチナは北海道(千代田牧場・静内牧場)で育成していた1歳秋の段階で飛び抜けた動きをしていた。スタッフが動画を撮って千葉(千代田牧場・千葉牧場)に送ってきたほどなんだ」。日本の基礎牝系の1つ、チヨダマサコを擁してニッポーテイオー、タレンティドガールなど8頭のJRA・G1ホースを輩出した生産界の老舗が、米国の名血を導入してつくり出した逸材だ。

 始動戦は1800メートル戦のスプリングS(3月22日、中山)に決定。国枝師は「皐月賞まで距離を1Fずつ延ばしていきたい。お釣りを残して勝った朝日杯のレースぶりから、2000メートルまでは守備範囲だと思う」とクラシック1冠獲りへ手応えをつかむ。正月三が日を美浦で過ごし、4日にも千代田牧場・千葉牧場へ。「しっかりエネルギーをためて帰ってこいよ」。同師が優しく声を掛ける芦毛に注ぎ込む穏やかな日差し。門出を祝う朝日とともにクラシック最有力候補が勝負の一年に踏み出す。

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