【住之江・クイーンズC】日高“レジェンド女王”神SでV!

[ 2015年1月1日 05:30 ]

賞金女王に輝き、ガッツポーズをする1号艇・日高

 グレートマザーが初の大みそか決戦を制した――。ボートレース住之江のプレミアムG1「第3回クイーンズクライマックス」の優勝戦が31日、最終12Rで行われ、最年長の日高逸子(53=福岡)がコンマ01の会心スタートで優勝。優勝賞金1000万円を獲得して賞金女王に輝き、3月の尼崎クラシック出場権を獲得した。

 「きゃあっ!!」。スタートを切った瞬間、モニターを見つめる後輩選手たちから悲鳴が上がった。1号艇・日高のSはすれすれだった。スリット写真が映し出される。微妙だ。人間の能力では分かるはずのない神の領域。結果はコンマ01の神スタート。攻める鎌倉、差した平高をグイグイ引き離す日高。大みそか決戦はベテラン53歳の独壇場となった。「この大会は目標だった。選手生活初めてのガッツポーズが出ちゃった。これを機に辞めてもいいくらい。なんてね、辞めないけど」。涙はない。いつもの日高。ちゃめっけたっぷりの笑顔だった。

 12Rの売り上げだけでも14億9967万6500円。フライングは絶対にできない状況だった。それでこのスーパーSは見事と言うしかない。「同体だったらまくられちゃう。行くしかなかった」。スピード自慢の5人に勝つにはハナを切るしかない。Fの恐怖をはねのけ、ビッグチャンスを成就させた。

 過去2大会はいずれもワースト級のエンジン。整備に明け暮れたが力差は縮まらず唇をかんだ。今回は前検作業を終えたライバルたちから「日高さんが出ている」と、ささやかれた。3度目の正直で訪れた好機。平山の大敗でポールポジションが転がり込んだ。「私さえちゃんと走れば…」。そこからが自分との戦いだった。苦手意識のあるイン戦に心臓はバクバク。しかし平常心を保ちきった。「メンタルトレーニングを受けていたのが効いたかな。何とか克服できました」。百戦錬磨の日高は新たな武器を手に夢をかなえた。

 15年の舞台は地元水面・福岡。「引退も考えた時期もありましたが、まだまだやれる。今村豊さんをお手本にもう少し頑張ります」。選手生活29年。グレートマザーは女子界のレジェンドとなり進化を続ける。

 ▼クライマックス優勝戦VTR 11Rあたりから急に向かい風が強くなり少々荒れた水面に。進入はゆったりとした枠なり。大歓声の中、日高がコンマ01の快スタートを決めるとそのまま先マイへ一目散。あとは自慢のパワーで突き放した。地元Vを狙っていた鎌倉も思い切って握って行ったが日高には届かず。逆にブイ際を冷静に差した平高が2着をしっかり確保。平山は差しが流れ、まくり差してきた三浦と接触。最内伸ばした守屋も4着が精いっぱい。

 ◆日高 逸子(ひだか・いつこ)1961年(昭36)10月7日生まれ。福岡支部所属の53歳。85年5月芦屋でデビュー。87年6月桐生一般戦で初V。通算301優出で今回が71度目の優勝。G1は05年大村レディースチャンピオン以来の2V。同期に熊谷直樹らがいる56期。

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