【阪神JF】ディープめい、超良血ロカ抽選突破!和田「モノが違う」

[ 2014年12月12日 05:30 ]

抽選を突破したロカ。首を長~くして!?吉報を待ってました

 2歳女王決定戦「第66回阪神JF」の出走馬が11日、決まった。賞金400万円の抽選では、G1・7勝馬ディープインパクトのめいにあたる超良血ロカが見事に抽選突破。新馬戦は上がり3F33秒2の強烈な瞬発力で鮮烈デビューV。抽選突破&1勝馬で阪神JFを制したウオッカ、ブエナビスタと同じ名牝の道を歩もうとしている。同レースの枠順は12日確定。前売りは13日から行われる。

【阪神JF】

 良血娘が最大の難関をクリアした。木曜午後2時、出走を確認した今野師は「ホッとしました。除外なら500万へ、と思っていましたが、G1でも勝ち負けできると考えていましたから」と親指を立てて会心の笑みを浮かべた。

 新馬戦を勝ったばかりの1戦1勝。経験値では並み居るライバルに後れを取るが、その素質の高さは誰もが認めるところだ。デビュー戦は各厩舎の期待馬がそろった11月2日の京都芝1800メートル。道中は中団で行きっぷりが良く、それでいて折り合いもスムーズ。4角を回って外に持ち出されると驚異的な加速を披露し、ラスト100メートルだけで2着以下を3馬身突き放す圧巻の内容だった。

 和田は「瞬発力があるし、長い脚も使えます。最後はあんなに速い上がりを使っていると思わなかったし、他の馬と(乗っている)感覚が違いました。モノが違うという感じですね」と興奮を隠し切れない様子で振り返る。

 もちろん、豪華な血統構成もファンの期待を高める一因だ。父は今夏デビューの初年度産駒がブレークしているハービンジャー。そして母ランズエッジはディープインパクトの半妹。時代の最先端を行く配合と言っても過言ではない。指揮官は「上品…いや、お上品なところがあって、それは血統の良さゆえでしかないですね。新馬戦はいくらか余裕残しでしたが、今回は500キロを切るぐらい。追い切りは抜群の動きでしたし、ここまでは完璧です」と良血ゆえの品があると口にする。

 伯父ディープインパクトのデビュー戦は04年12月19日の阪神芝2000メートル、上がり3F33秒1をマークしての圧勝だった。あれから10年、その血を継ぐロカが再び衝撃の走りを見せるはずだ。

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2014年12月12日のニュース