【戸田・ヤングダービー】峰、渡辺、土屋3艇F 売り上げ6億円返金

[ 2014年9月29日 05:30 ]

 スタートの瞬間、悲鳴に近いどよめきが起こった。峰、渡辺、土屋の3人がまさかのスリットオーバー。同レースの売り上げ6億1398万6100円の97・1%に該当する5億9663万100円が返還となった。

 1番人気が06のF。峰の目はうつろだ。「言葉で言い表すことができない。きょうはコメントできない。(Fを)切ったと思った。(アジャストが)遅くて間に合わなかった」。足取りに力はなく、周囲の選手も声を掛けることができない。今期F2となり、10月14~19日のSGダービー(とこなめ)後に90日間のF休みに入る。峰は現時点で賞金ランク17位。年末のグランプリ(平和島)には21位以内なら出場が可能だが、かなり厳しい状況に追い込まれた。

 土屋は07のF。「思い通りの2コースで足も良かったのに…。今は何が起きたか分かっていない」。その表情には生気がなかった。01のFとなった渡辺は「残念な結果になったが、Sを行くと決めていたし悔いはない」と語った。

 なお、シリーズ6日間の総売り上げは57億1594万9000円で、目標の55億円を上回った。

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2014年9月29日のニュース