【大井・帝王賞】今年G1全勝!勢い本物コパノリッキー

[ 2014年6月24日 05:30 ]

5月のかしわ記念を制したコパノリッキー

 14年上半期の古馬ダートチャンピオンを決するG1「第37回帝王賞」が25日、東京・大井競馬場のナイターで行われる。注目は4歳を迎えた今年、G1のみ出走で2戦2勝の(7)コパノリッキー。初登場のTCKコース、400メートルの距離延長でも自慢のスピードを発揮するか注目だ。同レースは24日に南関東地区などで前日発売。当日は全国各地の場外施設やJRA即PATでも発売される。

 勢い止まらぬ4歳コパノリッキーが夜のTCKへ初見参だ。冬のG1フェブラリーSでJRA平地G1史上3頭目の最低人気勝利(16番人気)を果たし、府中を沸かせた。5月のG1かしわ記念(船橋)では2番人気に推され完勝。一気にスターダムへとのし上がった。

 鹿屋助手は「フェブラリーSの時は、調教で乗った感覚は、それまでの2戦(オープン特別10、9着)と比べれば、まあいいかなと思った程度。それにしても強かったね。かしわ記念で実力が本物だと分かった。乗った感じはさほど変わらないが、この中間も順調にきている。力は出せそう」と好感触を口にした。

 フェブラリーSでは13年目の田辺裕信騎手(30)、オーナーのDr.コパこと小林祥晃氏に中央G1初勝利をプレゼント。その後、小林オーナーはコパノリチャードで芝G1高松宮記念もV。かしわ記念当日は自らの67歳の誕生日だった。王者になるには実力だけでなく、運も引き寄せなければならないのが勝負の世界。やはり、この馬は何かを持っている。

 フェブラリーSで対戦し、のちにドバイワールドCへ遠征したベルシャザール(6歳=引退)、ホッコータルマエ(5歳)は不在。ただ、今回も百戦錬磨の古豪がそろった。「初めての距離(過去最長は昨年5月に勝った兵庫CSの1870メートル)でもこなせそう。ナイターもあまり心配していない。いい結果を期待したいね」と鹿屋助手。あらためて世代交代をアピールする絶好の機会だ。

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2014年6月24日のニュース