【尼崎・BRクラシック】篠崎 史上初GP兄弟同時出場へ

[ 2014年3月20日 05:30 ]

得点率3位タイと好調の篠崎仁志

 初のSG予選突破へ正念場だ!昨年の新鋭チャンプ篠崎仁志(26=福岡)がシリーズ初白星をマーク。3戦オール3連対をキープし、得点率3位タイの好位置につけた。5、11Rの2回乗りとなる3日目は予選最大のヤマ場。一走入魂の走りで、ベスト18入りをグイッとたぐり寄せる。初日ドリーム戦2着の瓜生は足踏み。インから臨む3日目12Rは落とせない一戦。

 60日のフライング休み明け2節目で「調子は今イチ」と苦笑する篠崎。それをものともせず得点を積み重ねる。絶好枠の2日目1Rは1周バックで三浦に伸び返されたが、2Mで勢いを感じる差し返し。「つかまってしまったのでもうちょっと。方向性は分かってきたし、(エンジンの)雰囲気はあるので合わせれば楽しみ」と好感触を示した。2、3枠2回走りの3日目を乗り切れば、予選通過は見えてくる。

 兄でSG覇者の元志の背中を追いかけ、昨年は最後の開催となった桐生新鋭王座決定戦と福岡周年記念の2個のG1タイトルを含む優勝9回と爆発。次代のSGホルダー候補として期待は高まる一方だ。「以前は兄ちゃんと比較されるのが嫌だったが、それだけ注目されているということだし、素直にうれしい」という。昨年はチャレンジカップ終了時点で賞金ランク15位。あと一歩のところで逃したボートレース史上初のグランプリ(賞金王決定戦)兄弟同時出場を見つめる。

 元志は現在、SG優勝戦フライングの罰則で一般戦回り。悲願成就は容易ではないが「兄ちゃんはダービー(10月、とこなめ)かチャレンジカップ(11月、下関)のどちらかを獲るつもり。(元志がSGに復帰した時に)僕は出場を決めているくらいでいないと」。4回目のSGとなる今回は自身初のベスト18入りのチャンス。「僕はチャレンジャー。がむしゃらにぶつかるだけ」と意気込んだ。

 2日目を終えて、松井が得点率トップ。外枠2走で1、2着と好走した峰が追いかける展開だ。ほか太田、石渡、井口、岡村、平山が機力上位グループを形成する。

続きを表示

2014年3月20日のニュース